こんばんは。Kです。


今日は、学習塾で小学生に算数を教えていて感じた「コミュニケーションの難しさ」について。

冬期講習で小学生に分数の計算を教えました。
最初に教えた問題は、帯分数と仮分数の足し算。「帯分数を仮分数に直してから計算する」ように紙に書きながら教えました。

その小学生は紙に書いた通りやって、結果その問題は解けました。

次の問題は帯分数と帯分数の足し算。これも上記の問題のように解けるだろうと勝手に考えていました。

しかし、結果は間違い。さて、ここで問題です。この小学生はどのような間違いをしたでしょうか?

「帯分数を仮分数に直すこと」自体は理解していて、できています。そして単純な計算ミスはありません。

さて、正解は……

 

左側の帯分数だけ仮分数に直して右側の帯分数はそのまま計算したため、分母より分子が大きい仮分数と整数が組み合わさった帯分数を答えとしてしまった。

 

というミスです。1と7/6みたいなものです。これは1を分数にして13/6という仮分数にするか、7/6を1と1/6という帯分数にし、元々あった1を加えて2と1/6という処理をする必要があります。

「帯分数を仮分数に直してから計算する」だけで理解できると踏んでいた自分自身としてはすごく驚いたことを覚えています。

確かに例として出した問題は左側だけ帯分数で、そちらを仮分数を直せばいいだけでした。

 

その小学生なりに考えた結果「左側だけ帯分数を仮分数に直す」となったのでしょう。

 

その「左側だけ」という思考のクセを直すためにあらためて指導し直しましたが、このことからあらためてコミュニケーションの難しさを実感しました。

 

日常のコミュニケーションでもこうした微々たる誤解が絶えず生まれ続けていることを考えると、「伝え方」を大切にする必要があるなぁとふと感じた瞬間でした。

 

今日はここまで。ありがとうございました。

 

K

 

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